toshinism(トシニスム)、立ち上げます。

初めまして。

新型コロナウイルスの影響で家に籠る生活が始まって1ヶ月以上が経ちました。
ゴールデンウィークの連休を巻き込んで、依然、StayHome週間は続いています…。

4月のとある日の東京駅前広場

昨今の事態は、僕たちのこれまでの生活の常識を突如として変えました。

仕事や買い物、娯楽までほとんどのことがオンラインで済むことから、家にいる時間は長くなりました。不要不急で移動が制約され生活圏が小さくなったことで、家の周りのことをよく知る機会が増えているなんて人も多いのではないでしょうか。

非日常が日常になりつつある今、
生活や暮らしに対する考えや常識が変わろうとしている今、
僕たちは、“都市に住まうを考える”メディア「toshinism(トシニスム)」を立ち上げます。

「住まう」とは、ほとんど全ての人が当たり前に行っている日々の暮らしそのものを指しています。それは、呼吸のように、生きるための基本的な行為だからこそ、なかなか意識されづらいものでもあります。

toshinismでは、この「住まう」という行為を、家を取り囲む環境である「都市」との関係で捉え直し、時に真面目に、時に遊び心を持ちながら、暮らしの在り方や気づきを発信していきます。

toshinismが、一人でも多くの方にとって、「都市に住まう」ことの豊さや楽しさを発見する助けになればと思います。

***

少し、僕たちの自己紹介をします。

僕たちは、大学、大学院で建築・都市計画を学び、それらを専門として働いています。
仕事では、「都市」を計画する側の人間ですが、その前に、ひとりの生活者として「都市」に対して何かできることがあるのではないかという思いで、新社会人になったタイミングで、東京・神楽坂にてルームシェアを始めました。

毎日多くの人で賑わっていた神楽坂通り

このルームシェアは、ただ同じ部屋で生活をするだけではありません。

学生時代になんとなくいいと考えて、まちづくりの現場やコンペ(設計競技)などで提案してきた「暮らしをシェアする」ことと「都市を住みこなす」ことを生活者として実践してみるという実験的な取り組みでした。また、並行して、都市における豊かな暮らしやライフスタイルに関する気づきをSNSなどを通じて発信してきました。

ちょうど1ヶ月前の4月初旬をもって、ルームシェア生活は終了しましたが、当初想像していた以上に「都市に住まう」ことの豊かさや暮らし方の多様性・可能性を感じた2年間でした。

「都市に住まう」という行為には、創意工夫することでより豊かになるための余地がたくさんあって、一人ひとりの住まい方が積み重なって都市を形作っているのだと実感しました。

つまり、一人ひとりの都市に対する態度が変われば、都市もきっと面白くなったり、魅力的になっていったりすると思うのです。

まだまだ言葉にできていないこともありますが、この2年間で感じた「都市に住まう」ことの可能性を多くの人と共有して、議論していけたらと思い、toshinismの立ち上げに至りました。

toshinismという名前には、2つの意味を込めました。
一つは、読んで字のごとく、「都市に住む」ことを考えたいという想い。
もう一つは、「-ism」=主義という言葉に現れるとおり「都市に住む」ことを考えることが魅力的な都市をつくり上げる運動になるのではないかという期待です。

toshinismは、すべての都市生活者に開かれたメディアです。

まずは、この2年間に渡る僕たちの暮らしの気付きをベースとして、「都市に住まう」ことを考えていきますが、多くの人が関わり、一緒に作り上げていくメディアになれば嬉しい限りです。

それでは、toshinism、始まります!

筆:UD

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です