こんばんは、MDです。
最近はどんよりとした日々が続いていますね。
そろそろ梅雨入りも目前といった感じで、湿気との戦いがいよいよ始まる予感がしてます…
さて、緊急事態宣言が解除されて早一週間が経とうというところですが、
皆さんもそろそろ「普通の生活」あるいは「ニューノーマル」と言われるような新しい生活を始める最中なのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響によって「通勤」や「働き方」そのものが見直され始めており、もともと『会社の徒歩圏』という立地に住まうことでその恩恵を受けてきた僕たちとしても、これからの『都市に住まう』について、より一層アンテナを張ってその在り方を模索していきたいと考えています!
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今回の投稿では、そんな僕たちが四苦八苦しながらもようやくたどり着いた東京・神楽坂の住処についてその特筆すべき立地と場所性(都市たる所以)をご紹介していきたいと思います。
まず、前回の記事でご紹介した通り、僕たちの”部屋探しの価値観”をさらっとおさらいしておきましょう。簡単な概要をまとめると以下のような感じです。
- 場所①:神楽坂(東京都新宿区)
- 場所②:お互いの職場の徒歩圏内
- 間取り:庭付き1SK(築18年)
- マインド:最小限のプライベートスペースで都市を住みこなす
場所①②だけでも十分魅力が伝わるかなぁと思いますが笑、
実際に神楽坂に住んでみて分かったこと・気づいたことがいくつかありましたので、
下記にまとめてみました。
1.文化度が高い街
神楽坂は言わずと知れた「食文化の街」。
特に日本の懐石料理を始め、フレンチレストランやイタリアン、お洒落なカフェやバーなど国内外問わず、各地から選りすぐりの店が軒を連ねます。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/ https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/mook-456565/ https://tokyo-calendar.jp/article/14392そして、神楽坂近辺には歴史や文化に彩られた要素が盛り沢山。
「毘沙門天」や「赤城神社」をはじめとする寺社仏閣、昔ながらの「名画座」や「銭湯」、「大学のキャンパス」に「ブックショップ」、洒落た「雑貨屋」さんなどなど・・・
昼間は物静かに、ひっそりと人が集まる大人な街で、どことなく美的意識を持った人々が好むような小洒落た雰囲気があります。夜になると、タクシーの大行列がメイン通りを埋め尽くす飲み屋街へと変貌するのもこの街の特徴かと思います。
そして、この土地に住んでみて分かったのは、意外にも沢山の人が住んでいるということ。
メインの「神楽坂通り」を一本外れて歩いてみると、起伏のある地形に沿って閑静な住宅街が続き、まちの奥行きを愉しむことができます。
(昔から長ーく住んでる人もいれば、職場が近くにあるため仕事先の人で住んでいる人も多いです)
というのも、ここ神楽坂にはドラッグストアーやスーパーなどの日用品から、肉屋さんや魚屋さんなどの小売業まで生活に必要なお店は一通り揃っているほか、最近では保育にも力を入れて、幼稚園や保育園などの教育施設も充実しているため、若い家族世帯も多いのだとか。
また、日々変化するまちの風景も魅力の一つです。
不易流行で入れ替わり立ち替わりに新しいお店が軒を連ね、緑豊かな沿道はもちろん、四季折々の年間イベントが「神楽坂通り」を中心に賑わいます。
(夏には盆踊り、秋にはホオヅキ市など)
兎に角、住むには何の不自由なく、むしろどんどんこの街の魅力に虜になり、神楽坂についてもっと知りたいと思うようになっていきました。
2.徒歩圏の充実度
次に、一歩引いてこの場所を見てみることにしましょう。
つまり、徒歩圏のギリギリまで視野を広げてみると、さらなる気付きがあります。
上のマップを見ると、大きな円の中心が僕たちがルームシェアをしていたマンションの一室です。ここから半径約1,250mの円が一般的に「徒歩圏」と言われる歩いて30分圏内の範囲になるわけですが、
この中には、
- 皇居(東京の中心)
- 靖国神社や千鳥ヶ淵(桜の名所)
- 後楽園(テーマパークやホームセンター等)
- 神保町(古本屋街)
- 二人の会社
- 二人の出身大学
などなど
このように鳥の目線で見てみると、非常に沢山の(都市の)界隈・アメニティが神楽坂を中心にして周囲に散見されることがお分かりでしょうか。
いやはや、本当に恵まれた立地だと思います。
残念ながら筆者はチャリデビューが飾れず仕舞いではあったものの、
これがさらに自転車の生活圏へと広がることを考えるとワクワクがとどまることを知らなそうです。笑
それにしても、僕たちの考える部屋探しのマインドである『最小限のプライベート空間で、都市を住みこなす』という価値観にピッタリの場所だったわけです。
3.最寄駅はハブ駅
僕たちの住むまち「神楽坂」は大久保通りを境に坂の上下で呼び名が違います。
単純明快ですが、西側の早稲田方面が坂の上にあたるので「神楽坂上」。東側の飯田橋方面は坂の下なので「神楽坂下」です。
僕たちは所謂「神楽坂下」に住んでおり、最寄駅は「飯田橋駅」となります。
この飯田橋駅、ご存知の方も多いと思いますが、鉄道5線からなるハブ駅で、乗り換えが非常に便利な駅だったんです。
「地下鉄(大江戸線・東西線・有楽町線・南北線)」の出入口は神楽坂下の沿道に位置しているため、雨の日は濡れずに出入りできて通勤時に役立ちます。「JR線(中央線・総武線)」へも家から徒歩で7〜8分の距離にあるのでたいへん便利です。
ちなみに、「神楽坂駅(東西線)」や「牛込神楽坂駅(都営大江戸線)」も歩いてすぐ行ける距離にあります。
もともと旅行が好きだったり、出張でよく出かけてたりした僕らは、東京駅の新幹線まで15分、友達との待ち合わせに新宿駅まで15分、羽田空港に行くまでに45分、などなど
どこに行くにもストレスなく鉄道を利用できるという恩恵を受けることができました。
一方、もともと東京の郊外住まいであった筆者は、これまで都心に出るまで約1時間という生活圏の中で、なかなか最寄駅から目的地までの中間の駅をうまく活用できていませんでした。そればかりか朝の通勤ラッシュによるストレスは甚大なもので、学生時代は通学や友達との待ち合わせすらも億劫になるほどでした。
よく『都民の方が東京の街を知らない』と言ったりもしますけど、恐らくその実態は、この移動によるストレスや手間が原因のように思えてきたりもしてます。
(『そんなことないよ』という人も中にはいると思うけど、少なくともこれまでの僕にとっては都心との精神的な距離を感じざるを得ませんでした…)
そんなことを考えると、今のように各路線へのアクセスがスムーズで、ストレスフリーに鉄道を使い熟せるという感覚は、都心に住むことで得ることのできる大きなメリットと言えるかもしれません。東京大都心が作り上げてきたこの鉄道網・交通のネットワークを使わない手はないですよね!
この移動時間が縮まったことにより「時間」と「余裕」が生まれ、さらには”移動の価値観”が少しずつ変わり始めました気がしました。
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ここまで書くと、
もう皆さんもお気づきかと思いますが、
これはもう、もとの生活には戻れないかもしれません。笑
改めて、こんな生活なかなかできないよなぁと思ったりもします。「一人暮らし」ではお金がかかり過ぎるので住む場所の選択肢が限られるし、そもそも都心の一等地が選択肢に入らないだろうし…今回「ルームシェア」でさらに極限までプライベート空間を削ったからこそ都心で実現することができた一つのモデルなのではないかと自負してます。笑
ひょっとすると、「一人暮らし」と「ルームシェア」では狙い目(価格・立地・環境・広さ等)が変わってくるのかもしれませんね。
そして2020年、初夏、神楽坂。
今になって思うことは、これらの活動をコロナが始まる前「Beforeコロナ」のタイミングで出来て本当によかったということです。きっとこれから始まる「ニューノーマル」の価値観とは違う何かが見つけられたのではないかと感じています。
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toshinismでは、「ルームシェアをしてみてわかったこと」や「東京・神楽坂に住んでみてわかったこと」など、どんどん発信していく予定です。
ご興味関心のある方はどしどしご覧ください〜
次回はルームシェアを始めるにあたって二人が設定した「ルール・心得」について紹介します!
それではまた
筆:MD
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