こんにちは、MDです。
さてさて、これから僕たちの掲げた大テーマである
”都市に住まうを考える”
について、その気づきや発見を発信していきたいところですが、
…その前に!
そもそも、
「筆者は誰?」
「どうして、ルームシェアすることになったのか?」
という前提の疑問に対して、説明しておこうと思います。
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目次
「筆者は誰?」
このサイトを立ち上げた筆者二人は、2020年4月まで約2年間、東京・神楽坂でルームシェアをしてきた社会人3年目です(今は別々の都市で暮らしています)。
詳しくは後々の投稿でご紹介していくつもりですが、「1SK」という二人で暮らすには決して広くはない部屋を借りて、実際に「都市」を暮らしの場と捉えて住みこなしてきました。
簡単なプロフィール紹介はHPの下記リンクに記載しているので確認してみてください★
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「どうして、ルームシェアをすることになったの?」
①きっかけは地方都市での共同研究
僕たちは東京の同じ大学の建築学科を専攻し、都市計画系の研究室に所属していました。
当時、近しい研究テーマを持っていた二人は、教授が長年関わっていた山形県のとある都市を対象に研究をすることになりました。
東京⇄山形ということで、行き来をするのはなかなかに大変なこともあり(当時は学生だったので移動は深夜バス一択…)、現地に数日間泊まり込みで調査をしていました。調査の合間には、二人で都市計画家にでもなった気分でまちの将来について語らっていたものでした。
調査では、街中を日夜歩き回ったり、住人や商店街の人に聞き込みをしたりと、そこで暮らす人の日常や生の声を聞いていました。そんなこんなで、地方都市の「まちなかの魅力」や「衰退の危機」を肌で感じるとともに、一方で、その土地の歴史や文化に根付いた暮らしの在り方や可能性を感じることもありました。
「この一つの地方都市に対して、何かできることはないだろうか」という想いを抱きながらも、研究を粛々と進めていました。
②研究と語らいを提案に昇華 −日本建築学会の設計コンペで佳作賞受賞−
大学院からは別々の道を進むことになりますが、ちょうど院生活が始まってすぐのタイミングで、研究をしながら考えていたことを昇華できそうなテーマの設計コンペに申し込むことになりました。
https://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2016/aijcompe2016.pdf
『残余空間に発見する建築』って、面白そうなテーマですよね。
もちろん、研究をしていた都市を対象に提案を組み立てました。
もともとは学部の卒業設計から着想を得ていますが、研究室OBや同期、先輩方からの手厚いサポートもあり、なんとか設計コンペに入賞!
福岡でのプレゼンでは、二人ともガチガチに緊張していたけれど、「歴史と文化から再構築する暮らしの提案」が受け入れられ、佳作賞を受賞することができました。
これまで考えていたことが受け入れられたことは素直に嬉しく、同時に他大学のライバルたちの提案や審査員の先生方から繰り出されるコメントの数々に大いに刺激を受けました。
このコンペでの貴重な経験は、今後の自分たちになくてはならないモチベーションの源となり、より『何かを実践してみたい』という想いを強くさせました。
③別々の大学院生活
それからは別々の大学院で、思いっきり各々の研究・プロジェクトに邁進しました。僕ら二人ともに研究やプロジェクトの対象は地方都市のが多く、様々なフィールドでまちづくりの現場に携わってきました。
まちづくりや都市について考えることが楽しくて、そんなことを仕事にしていけたらなぁと。
そして2年の時を経て、互いに都市計画系のコンサル会社へと就職が決まりました。
④就職というタイミング
就活が落ち着いてからは、修士論文に打ち込んだり、学生最後の思い出づくりに旅をしてみたり…
ふと、春からの新生活を考えていると、これまで学生時代に培ってきたいろんな経験からか、『何かを実践してみたい』『面白いこと・楽しいことを続けたい』
という想いが再びふつふつと湧き上がってくるのでした。
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そんなある日、たまたま就職先の職場が近く、定期的にまちづくりや都市計画に関する情報交換を行っていたUDに話をしかけてみると、まさかの即答。
UD「実は俺も同じようなこと考えてたんだよね」
MD「wwwwwwwww」
UD「ルームシェア、してみるか笑」
MD「おけ笑」
…てな感じで、半分お笑い半分大真面目にルームシェアの話が本格化・実現することとなったのでした。笑(ほんとに最初はこんな軽いノリで始まりました笑)
⑤Base_MUDの誕生
こうして、新社会人になる4月のタイミングで二人のルームシェア生活が始まったわけですが、いま振り返ると、やはり僕らの特徴は、二人とも同じようなバックグラウンド・価値観を持っていたことだろうと思います。
下記にこの暮らしの大前提として押さえておいてもらいたいポイントをまとめました。
- 大学時代に建築・都市計画を専攻
- これまでも共同で研究・コンペを行ってきた経緯がある
- 東京住まい、東京育ち(実家からでも通勤することはできます笑)
- 職場が近い(お互いの職場は同じ区内で、歩いて行ける距離にあります)
- お互いに都市計画系コンサル会社に勤務
- 春から新入社員というタイミング
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きっかけは些細なことから始まりましたが、
学生時代に『なんとなくいい』と思い提案していた暮らしを生活者の立場で実践すること、
すなわち、
自らの生活に「シェア」と「街中居住」を取り入れた暮らし、そしてこの暮らしを通じて得た発見や気づきを発信していくゆるやかな活動体としてbase_MUDが生まれました。(パチパチ)
※「”都市に住まうを考える”基地」というのがBase_MUDに込めた意味です。
⑥そして、toshinismへ
そして現在、2年間のルームシェア生活を終えた二人が、これまでの活動や暮らしの気づきをベースに”都市に住まうを考える”メディアとしてtoshinism(トシニスム)を立ち上げました。
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「住む」と一言でいっても、
家族・兄弟と暮らす とか、
おじいちゃんおばあちゃんと暮らす とか、
彼女と同棲 したり、友達とルームシェア したり、
結婚して新居を構える とか、はたまた
全然知らない人とシェアする暮らし(シェアハウスやソーシャルアパートメントなんかも最近では話題ですね) とか、
会社の寮に住む とか、
一人暮らし をしてみたりと、
いろんな住み方がありますよね。
実はこれだけ多種多様な暮らし方・ライフスタイルがあって、きっとそれぞれに面白さあると思うんです。
僕たちの暮らしもまた、偶然大学の同期二人でルームシェアを始めることになっただけであり、この多様化する暮らし方やライフスタイルのほんの一例でしかないということ。
ただ、そんな僕たちのこの活動が誰かの目に止まることで、より多くの人と「都市に住まう」ことの楽しさを分かち合い、そして一緒に作り上げていくメディアになればいいなと心から思います。
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toshinismでは、「ルームシェアをしてみてわかったこと」や「東京・神楽坂に住んでみてわかったこと」等どんどんまとめていく予定ですので、ご興味関心のある方は是非ご覧あれ!
次回は気になる『部屋探し編』です!
それではまた
筆:MD
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